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奥秩父/雁坂峠(雁坂小屋~川又)

2011.07.25.21:55

小さな窓から朝陽が差し込み、ちゅんちゅんと小鳥のさえずりが聞こえはじめます。時刻は5時。濃厚な朝の気配に、普段は朝寝坊な私も、自然と目が覚めました。

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ふらふらと寝ぼけ眼で小屋の外へと出てみれば、東の方角から強烈な朝陽。南西の方角には、澄んだ青空。北東の方角には、山の谷間につっかえてできたささやかな雲海が。

ブンブンと寄ってくるちっちゃな虫を「あ~ん、もう!」とぼやきながら手で払い、「かゆい~!」を連発していたのはさておき、今日も、抜群のお天気で、爽やかな朝なのです☆ やった~!


本日の朝食は、コーヒーとコーンポタージュスープと黒糖パン☆ いっぱい食べて、今日の山岳サイクリングも楽しく無事に下山しなくっちゃ(^^)/

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さてっ、今日は深呼吸しながら森林浴を満喫する予定です。雁坂小屋から地蔵岩までの区間は、標高2,000メートル付近で小さなアップダウンを繰り返しますが、急ぐ旅路でもないので、焦らず気負わずのんびりと、苔と原生林に覆われた森のなかを今日もまたてくてくと歩きます。延々長いので、自分のペースで着実に。

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奥秩父といえども原生林の残された森はごくわずか。標高2,000メートル付近は、かろうじてコメツガやシラビソの亜高山針葉樹林帯が保たれているようです。石楠花の木も多く、例年シーズンには花を愛でに訪れる人が多いと言うのもうなずけますね。私も一度、そんな季節に訪れてみたいなぁ。 

平坦に見える道も、自転車を担いで歩いていると意外とアップダウンを感じたりして、普段は見えないものが見えてくるような気分です。ギンリョウソウも元気に咲いています。

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時折、遠望のきく場所があり-そんな場所はだいたい過去に崩落のあった地点なのですが-延々と続く深い森のなか、パッと視界が開けるというのは、また気持ちのよいものなのだなぁと実感しながら歩きます。森のなかの雰囲気は栃本と信州・川上村を結ぶ十文字峠の秩父側の雰囲気ととてもよく似ていますが、こういうところは独特ですね。

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昨日は、少し自転車を担ぐ時間が長かったので、少し肩と首の付け根が痛みます。そんなわけで、今日はちょっぴりいたわりモード。私の場合、自転車を担ぐよりも押すほうが疲れちゃうことも多いのですが、今日は少し押す方向で考えたほうがいいかも? 自分の身体の調子と相談しながら、一歩一歩前進です♪

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アセビの花じゅうたんに、ここでも出会いました。午前中の日差しがキラキラと、マブシイです! あ~夢心地。なんて幸せなお散歩なんだろう。これだから、山岳サイクリングはやめられないなぁ、なんて思うのです。

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今日はお天気もよく、景色も期待できそうなので、地蔵岩に寄り道してコーヒーブレイク☆ それにしても、上昇気流が目に見えそうなほど、水蒸気の塊というか、できたてホヤホヤの雲というか……。やはり、この季節は油断ならないですね~。実際に見て、考えて、その後の天候変化を体験する。そういう繰り返しが、自分の糧になるんじゃないかな、そんな風に思う今日このごろ。

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まだまだ、技術的にも体力的にも初心者の域を出ない私ですが、自分自身の課題を見つけて、一つひとつ考えて学んでいけば、歩幅は小さくても、着実に前進していけるのじゃないかな、なんて思うのです。きっと、ムダなことなど一つもないのだから☆

地蔵岩を過ぎると、突出峠まで比較的快適な道が続きます。グングン高度を下げて、ふと周囲を見渡すと、植生が変化していることに気が付きます。

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昭和34年9月(1959)の伊勢湾台風による被害でこのあたりの原生林は失われ、今は再生の途上段階。ダケカンバの下層に、コメツガやシラビソの若木が生育しているのだそうです。元のコメツガ林に戻るには、少なくともあと数百年かかるのだとか。一度失われたものが再生されるには、長い年月がかかるものなのですね。。なんだか考えさせられてしまいます。ブナの植林も多いみたいです。

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さらに標高を下げていくと、爽やかな風が抜けていた峠付近とは対象的に、ムッとした熱気が下方から昇ってきているのが分かります。……やがて周囲は深くて蒸し暑い霧に包まれて……「あつい~!」。思わず声に出てしまいます(笑)。

突出峠から先は、道はしっかりしているものの、やや勾配が急になるので、今日は無理をせず、乗ったり押したりしながら降ります。やがて車道と合流し、本日の山行は無事終了。川又の扇屋旅館で小屋の主人にご挨拶を済ませたころになってようやくポツリポツリ雨が降ってきました。今日もまた、栃本の関所跡訪問はおあずけのようです。

トンネルを一つ越えれば雨は止んでいましたが、今日はもう、寄り道もせずに道の駅大滝温泉へ。無事の便りを待ってくれている人に、下山の知らせを入れた後、スッキリさっぱり汗を流すため、湯船に直行したのでした☆

私にとっては、わりとボリュームのある行程だったので、大きな湯船に浸かって一息ついたら、「ふぁ~! もう、今日は走る気しないや~」な気分。まさかのバス輪行で、西武秩父までショートカットした後、特急レッドアロー号で帰路についたのでした。

出発まではいろいろと気を揉むことが多かった今回の山岳サイクリングですが、結果的には行ってみて大正解! アドバイスは冷静に受け止め、頂戴した意見を総合的に考えて自分なりに判断することがいかに大切か考えさせられました。世の中は情報に溢れているので、情報の取捨選択も技術の一つだよな~なんて思いつつ。

そして、自分のなかで新たな課題も見えてきました。地形図も天気図も、まだまだ分からないことやイメージと違った部分がたくさん。もっと、きちんと読めるようになるために、日々精進です♪ 

memo☆
雁坂越えの道は、状況もよく、技術的に難しい場所はほとんどありませんが、それはあくまでも登山道として考えた場合のこと。普段、山へ出かけない人の場合「どこがいい道だ~!」と感じる場合もあるので要注意(?)。基本的な装備は持参されることをおすすめいたします。
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プロフィール

なつ

Author:なつ
趣味は、サイクルツーリングと温泉巡り。所有自転車はALPSクライマー&HIROSEツーリング(26HE*1.25)、エンメアッカ(700×23C)。唯一の特技は自分のペースで走ること。ご一緒した方に言われて嬉しかったことは「登りは遅いけど降りは遅すぎない(から一緒にサイクリングができる)よね」。

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